埼玉栄高校のグラウンドで2024年11月に起きた車両横転事故をめぐり、死亡した男子生徒の両親が、学校を運営する法人や教諭、運転・同乗した生徒らに損害賠償を求めて提訴する方針です。請求額は計約1億3662万円で、報道では2026年9月1日にさいたま地裁へ提訴するとされています。現時点で、裁判の受理や今後の審理状況は確認できません。
グラウンド整備用車両の横転で17歳の男子生徒が死亡
事故は2024年11月16日夜、さいたま市西区の私立高校のグラウンドで発生しました。男子サッカー部のグラウンド整備用の軽乗用車に生徒4人が乗り、のり面に乗り上げた際、助手席側を下にして横転。助手席にいた男子生徒=当時17歳=が死亡したと報じられています。埼玉新聞配信記事
両親は、学校法人佐藤栄学園のほか、理事長、校長、サッカー部の部長・監督・コーチらを被告とし、運転していた生徒、同乗していた生徒とその親らにも賠償を求めるとされています。請求額は合計約1億3662万円です。男子高校生死亡事故の報道
捜査と調査報告書で示された内容
県警は2025年11月、車を運転していた男子生徒を自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の疑いで書類送検しました。また、2026年3月には、サッカー部の男性教諭とコーチの男性教諭が業務上過失致死傷の疑いで、さいたま地検に書類送検されたと報じられています。書類送検後の処分や刑事手続きの結果は、今回の報道では明らかになっていません。埼玉新聞配信記事
両親側は訴状で、整備用車両の鍵が無施錠の車内に置かれ、生徒がアクセスできる状態だったことや、生徒による無断運転が常態化していたことを指摘しています。事故の約1カ月前にも、同じ生徒が同じ場所で車を運転して横転させる事故があったものの、学校側が調査や再発防止策を講じなかったと主張しています。これらは訴状に基づく原告側の主張であり、裁判所が認定した事実ではありません。男子高校生死亡事故の報道
2026年2月に公表された第三者委員会の事故調査報告書については、生徒や車両に対する学校側の管理体制の不備が事故の背景にあったと指摘したとされています。一方、学校側の主張や提訴後の対応、裁判での事実認定は、現時点の報道だけでは確定していません。