麻疹 感染

5,000 + Buzz 🇯🇵 JP
Trend visualization for 麻疹 感染

はしか感染が再び増加傾向に 海外からの感染者も国内で拡大

近年、世界的にはしか(麻疹)の感染が再び広がり始めています。特に英国ではロンドンを中心に学校内での集団感染が相次ぎ、数十名が発症しているというニュースが報じられており、日本国内でも渡航歴のある感染者が確認されています。このように、はしかは感染力が非常に強く、ワクチン接種率が下がることで再び流行リスクが高まっている現状があります。本稿では、最新のはしか感染動向とその影響について詳しく解説します。


はしかとは何か?症状や感染経路は?

はしかは麻疹ウイルスによって引き起こされる急性熱性発疹性感染症です。空気感染、飛沫感染、接触感染の三つの経路で人間から人間へ広がります。感染力は極めて強く、一度感染者がいると周囲の未接種者に急速に広がる傾向があります。

主な症状

  • 発熱(38度以上)
  • せき・鼻水・目の充血(前駆症状)
  • 発疹(顔面から全身へ広がる)
  • 肺炎や中耳炎などの合併症
  • 稀に脳炎(1000人に1人程度)

特に乳幼児や免疫力の弱い方は重症化する可能性があり、先進国でも死亡例が報告されています。


世界での最近のはしか感染動向

英国:ロンドンで学校内での集団感染

香港01や搜狐網などの中国メディアは、2025年現在、英国でロンドン北部を中心にはしかが急速に広がっていると伝えています。すでに60人以上の子どもが感染し、複数の学校での閉鎖措置が取られています。専門家は「ワクチン接種率の低下が背景にある」として注意喚起を続けています。

また、WHO(世界保健機関)も「麻疹は予防可能な病気だが、近年の世界的なワクチン接種率の低下により、再び流行リスクが高まっている」と警告しています。


日本国内:渡航歴のある感染者が確認

日本国内では、渡航歴のある感染者が複数報告されています。

北海道・札幌市

2026年1月、東京都の保健所から届いた情報によると、30代男性が新千歳空港を利用した後、札幌市内に滞在し、不特定多数と接触した可能性があると発表されました。患者は1月24日に発症し、羽田空港と新千歳空港を往復し、スカイマークやANAの旅客機に乗車していました。

「感染者の行動範囲に合わせた接触者調査を急ピッチで進めている」
—— 札幌市保健所担当者

岩手県・一関市

同年2月、岩手県は2019年以来7年ぶりにはしか患者が確認されました。20代男性で、インドネシアへの渡航歴があり、発熱や発疹の症状を示しました。これが2026年の県内第3例となりました。

千葉県・浦安市

さらに、浦安市在住の20代男性も同様にはしかに感染したと発表され、千葉県内では今年で第5例となりました。JR京葉線など公共交通機関を利用した可能性も指摘されています。


はしか対策:ワクチンが最も効果的

国立成育医療研究センターによれば、「はしかには特効薬がないため、ワクチン接種が最も有効な予防法」とされています。日本ではMRワクチン(麻疹・風しん混合ワクチン)を1歳と就学前の2回接種が推奨されています。

ただし、最近の調査では一部地域での定期接種率が低下しており、これが今回の感染拡大の一因と考えられています。厚生労働省も「未接種層が集団生活に入ることで、再び感染が連鎖する恐れがある」と警告しています。


感染拡大の背景:ワクチン離脱との関係

世界的に見て、はしかの再流行は「ワクチン離脱」と呼ばれる現象と深く関連しています。一部の保護者が「ワクチンは副作用がある」「自然免疫が良い」などといった誤解に基づき、自発的に接種を拒否しているケースが増えています。

これにより、集団免疫が崩壊し、感染力の強いはしかウイルスが容易に拡散できる環境が作られています。WHOは「麻疹は予防可能な病気であるにもかかわらず、毎年世界で20万人以上が死亡している」と指摘しており、公衆衛生上の重大課題とされています。


対策と注意点:自分ごととして考えるべきこと

1. ワクチンの受け入れを検討する

特に海外旅行計画がある場合や、学校・保育園に通っているお子様は、必ず2回のMRワクチン接種を受けることを強くお勧めします。

2. 症状があれば早めの受診

発熱・発疹・せきなどの症状が出た場合は、医療機関に連絡し、はしかを疑うよう伝えましょう。早期発見により、他者への感染を最小限に抑えることができます。

3. マスクや手洗いも有効

ただし、はしかは空気感染するため、マスクや手洗いだけでは完全に防げません。最善の対策は「ワクチン接種」です。


未来の展望:再びの流行を防ぐために

今回の感染拡大は、単なる偶発的な出来事ではありません。世界的なワクチン接種率の低下と、国際間の密接な往来が重なって、はしかの再流行リスクが高まっている証拠です。

日本政府も「旅行者向けの健康情報提供」や「輸入者への事前相談制度」を強化しています。また、地方自治体では、学校や保育園に対し「定期接種の推進」に努めています。

しかし、個人レベルでの意識改革が必要不可欠です。「自分は大丈夫だろう」と安易に考えるのではなく、「他人の命を守るためにも、ワクチンを受けるべきだ」という視点を持つことが重要です。


まとめ

はしかは昔は恐れられた病気ですが、現代の医学では十分に予防可能な感染症です。しかし、近年の世界的なワクチン離脱や国際移動の活発化により、再び流行の脅威が迫っています。

英国では学校での集団感染が発生し、日本国内でも渡航歴のある感染者が複数確認されています。これらの事例から、私たち一人ひとりが「予防の責任」を認識し、積極的にワクチン接種を受けることが、次世代の安全な社会を築く鍵になります。


麻疹ワクチン接種の様子

*麻疹ワクチンの接種は、子どもの

More References

はしか感染男性、羽田・新千歳のスカイマークとANAを利用…不特定 ...

【読売新聞】 東京都は9日、麻疹(はしか)への感染が確認された30歳代男性が、1月下旬に東京・羽田空港と北海道・新千歳空港を行き来するスカイマークと全日本空輸の旅客機に乗り、不特定多数と接触した可能性があると発表した。 都によると、

はしか感染の30代男性、札幌市内に滞在し不特定多数と接触の可能 ...

【読売新聞】 北海道と札幌市は10日、東京都の保健所に届け出のあった麻疹(はしか)患者が新千歳空港を利用した後に札幌市内に滞在し、不特定多数と接触した可能性があると発表した。 発表では、患者は30歳代の男性。1月24日に発症し、26

浦安の男性はしか感染 千葉県内今年5例目 JR京葉線を利用

千葉県 は13日、 浦安市 在住の20代男性が、 はしか に感染したと発表した。県内での感染確認は今年5例目。感染経路は特定されていない。男性は快方に向かっている。 県疾病対策課によると、男性は5日に発症し、 ...

はしか感染新たに患者確認 県内2026年3人目 一関保健所管内に住む20 ...

岩手県は2月10日、一関保健所管内に住む20代の男性がはしかに感染したことを発表しました。2026年に入って県内でのはしかの患者確認は3人目です。県によりますと9日、一関保健所管内の医療機関からはしかが疑われる患者がいると連絡があり、検査で陽性が確認されました。感染したのは一関保健所管内に住む20代の男性で、インドネシアへの渡航歴がありました。発熱や発疹などの症状がありますが、現在(10日時点)は

県内で7年ぶり感染確認「はしか」どんな病気?

2月に入って岩手県では2019年以来7年ぶりに麻しん、いわゆるはしかの患者が確認されました。全国的にも感染が確認されている「はしか」とはどのような病気なのでしょうか。 厚生労働省によりますと、麻しん、「はしか」は麻しんウイルスによって引き起こされる病気で、発熱、せきなど風邪のような症状が2~3日続いたあと、39度以上の高熱や発しんが現れます。肺炎や中耳炎を合併しやすく1000人に1人の割合で脳炎が