米子道
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米子道の魅力と最新事情:山陰の玄関口が繋ぐ、食と歴史の旅路
「山陰の玄関口」として親しまれる米子道。その名前を耳にしたことはあっても、具体的にどのような道なのか、また沿線にどんな魅力が潜んでいるか、詳しく知らないという方も多いのではないでしょうか。2024年現在、新たなインターチェンジの開設や周辺地域の開発計画が進むなど、話題のルートでもあります。
この記事では、米子道の基本情報から、沿線で味わえる绝品グルメ、そして最近の動きまでを網羅的に解説します。旅好き・食いだいび好きの方、そして山陰地方への興味をお持ちの方必見の内容です。ぜひ、この機会に米子道の奥深さを再発見してみてください。
米子道とは?山陰自動車道の重要な役割
米子道(よねこどう)とは、正式名称を「山陰自動車道 米子道路部」といい、鳥取県米子市と境港市を結ぶ総延長約18キロメートルの高速道路です。国道9号線のバイパスとして整備され、山陰地方の交通動脈としての役割を担っています。
この道が特に重要なのは、その立地にあります。起点である米子市は、山陰地方有数の商業都市として発展し、米子空港やJR山陰本線の米子駅が存在する交通の要衝。一方、終点の境港市は、水木しげる記念館で知られる「鬼太郎」の町として国内外から多くの観光客が訪れる観光地です。
つまり、米子道は、山陰地方の経済の中心と、文化・観光の拠点を直結する、言ってみれば「経済と文化を繋ぐ架け橋」なのです。
高速道路としての基本情報
米子道は、中国地方整備局が管理する一般国道の自動車専用道路(高速道路並)として位置づけられています。車線は4車線で、最高速度は80km/h。高速道路会社が管轄する有料のルートとは異なり、通行料金は発生しません(※2024年現在)。
この無料化が、地元住民だけでなく、遠方からの観光客にとっても大きな魅力の一つです。費用を気にせず、スムーズに山陰の中心部へアクセスできる点が評価されています。
通過する主なインターチェンジ(IC)
米子道は、起点の米子ICから終点の境港ICまでに、いくつかの重要なインターチェンジが設置されています。それぞれのICが、どのような地域への玄関口になっているのかをご紹介します。
- 米子IC: 米子市の中心部、国道9号線や国道181号線へのアクセスIC。米子駅や市街地へ向かう場合の起点となります。
- 淀江IC(よどえIC): 米子市淀江町地域へのアクセス。周辺には広大な農地が広がり、新鮮な野菜が手に入ることで知られています。
- 伯耆IC(ほうきIC): 鳥取県西伯郡伯耆町へアクセスするIC。江戸時代の面影を残す町並みが残る、歴史ある地域です。
- 境港IC: 境港市の中心部へアクセスする最終IC。水木しげる記念館や、デカ盛り料理で有名な「エヘン横丁」への最寄りです。
これらのICを効率的に利用することで、山陰地方の多様な魅力をコンパクトに満喫できるのが、米子道の最大の利点と言えるでしょう。
沿線で味わう「食」の魅力:デカ盛りから地魚まで
米子道の真価は、単に移動時間を短縮するだけではありません。その沿線には、山陰の「食」を象徴するような、多彩で魅力的なグルメが待っています。特に注目したいのが、境港IC周辺で味わえる「デカ盛り料理」です。
境港の名物「デカ盛り」とは?
境港市は、新鮮な魚介類が手に入ることから、海の幸に富んだ街です。そんな境港の飲食店で生まれたのが、「デカ盛り」と呼ばれる豪快な料理スタイル。文字通り、通常の2〜3倍以上の量を豪快に盛り付けた料理のことで、その圧倒的なボリューム感とコスパの良さから、SNSを中心に爆発的に人気を集めました。
特に有名なのが、新鮮なイカをたっぷり使った「イカのデカ盛り刺身」や、小魚やエビ、イカの天ぷらを山のように揚げた「天ぷらデカ盛り」などです。最近では、地元の食材を活かした「松葉蟹(まつばがに)のデカ盛り」など、高級食材を用いたものも登場し、観光客の胃を掴んで離れません。
デカ盛りの背景にあるもの
このデカ盛りブームは、単なるマーケティング戦略ではありません。それ以上に、地元の飲食店が抱える「お客様へのサービス精神」と、地域おおきな観光戦略が融合した産物と言えるでしょう。
以前は観光地としての集客力に課題を抱えていた境港市。しかし、デカ盛りという「インパクトのあるグルメ」を武器に、SNSで拡散する若者層を中心に、全国から観光客を惹きつけることに成功しました。これは、地方創生の成功例として、他の地域からも注目されています。
その他の沿線グルメ
一方、米子IC周辺や沿線のエリアでは、デカ盛りとはまた異なる、山陰ならではの味覚を楽しむことができます。
例えば、米子市は「和牛のふるさと」として知られる鳥取県の中心地。米子ICから程近いレストランでは、霜降りが美しい「鳥取和牛」の焼き肉やステーキを、リーズナブルな価格で味わうことができます。
また、伯耆IC周辺のエリアでは、新鮮な地元野菜を使った「伯耆野菜」の料理が人気です。特に、甘みが強くザクザクした食感が特徴的な「大山人参」や、柔らかくて風味豊かな「大山ごぼう」は、地元の人にも愛されています。道の駅などでも新鮮な状態で手に入るため、お土産探しにもぴったりです。
最近の動き:新たなIR開設と地域への影響
米子道と一口に言っても、それは静止した存在ではありません。沿線の地域発展に合わせて、常に新たな変化と進化を続けています。特に近年、地域に大きな影響を与えつつあるのが、新たなインターチェンジの開設です。
2022年開設の「米子西IC」とは?
2022年(令和4年)3月20日、米子道に新たなインターチェンジとして「米子西IC」が開設されました。その名の通り、米子市の西部に位置するこのICは、米子ICと淀江ICの間に設置されています。
この開設により、従来は米子ICまでアクセスするのに時間がかかった地域や、国道9号線の渋滞あった区間への迂回が可能となり、沿線住民の利便性が飛躍的に向上しました。特に、米子市街地西部や、米子空港へのアクセスが改善された点が評価されています。
開設の背景と目的
米子西ICが開設された最大の目的は、都市機能の分散と、新たな商業地の開発促進です。従来、米子IC周辺は過密状態で、慢性的な渋滞が問題になっていました。