エンリケ・ヘルナンデス

ドジャース、パドレス戦で苦戦…エンリケ・ヘルナンデスの野手登板が話題に

ロサンゼルス・ドジャースが、敵地ペトコパークでのサンディエゴ・パドレス戦で苦しい戦いを強いられています。6月10日（日本時間11日）の試合では、大量失点を喫し、エンリケ・ヘルナンデス内野手が異例の野手登板をする事態となりました。この試合展開と、ヘルナンデスの登板が大きな注目を集めています。

試合の経過とエンリケ・ヘルナンデスの登板

試合は、ドジャースにとって厳しい幕開けとなりました。オープナーのルー・トリビーノ投手が初回を無失点に抑えたものの、2番手で登板したマット・サウアー投手がパドレス打線につかまり、大量失点を許してしまいます。6回までに9点を失う一方的な展開となり、ドジャースは苦肉の策として、エンリケ・ヘルナンデス内野手をマウンドに送りました。

ヘルナンデスにとって、この登板は今シーズン3度目。野手登板としては異例の早いタイミングでの起用となりました。スポーツ報知の記事では、「ドジャースが屈辱の継投 ２番手１１１球、野手が３イニング…大量リード許し苦渋決断」と報道されており、チームの苦しい状況が伝わってきます。

エンリケ・ヘルナンデスとは？

エンリケ・ハビアー・ヘルナンデス・ゴンザレス（Enrique Javier Hernández González）、通称キケ・ヘルナンデスは、1991年8月24日プエルトリコ出身のプロ野球選手です。ドジャースに所属し、内野手、外野手として活躍しています。右投右打で、愛称はキケ（Kike）。ユーティリティプレーヤーとして知られ、内外野の全ポジションを守れる器用さが魅力です。

プエルトリコが生んだユーティリティプレーヤー

ヘルナンデスは、アメリカン・ミリタリー・アカデミー（プエルトリコ）出身で、2009年のMLBドラフトでヒューストン・アストロズから6巡目で指名を受けました。2016年9月12日には、人気テレビドラマ「ザ・ボールド・アンド・ザ・ビューティフル」に本人役で出演したこともあります。

キケ・ヘルナンデスのプレースタイルと愛される人柄

キケ・ヘルナンデスは、そのユーティリティ性だけでなく、明るい性格とチームを盛り上げるムードメーカーとしても知られています。ファンからは「お祭り男」とも呼ばれ、その愛される人柄がドジャースを支える力となっています。

背景：ドジャースの投手事情

今回の野手登板の背景には、ドジャースの投手事情があります。先発陣に故障者が続出しており、十分な戦力を揃えられない状況が続いています。MLBの試合では、大量リードを許した場合、試合終盤に野手が登板することがありますが、今回のヘルナンデスの登板は6回という早い段階での起用であり、チームの苦しい台所事情を物語っています。

スポーツニュース記事から見るキケ・ヘルナンデスの状況

複数のスポーツニュース記事から、キケ・ヘルナンデスの近況をさらに詳しく見ていきましょう。

防御率0.00がついに途切れる

日刊スポーツの記事によると、キケ・ヘルナンデスは、自身の失策からタイムリーを許し、これまで無失点だった防御率が途切れたと報じられています。「キケ・ヘルナンデス、防御率０・00がついに途切れる　自らの失策から“痛恨”のタイムリー許す」という見出しからも、彼の状況が窺えます。

野手登板の早さ

ドジャースが9点リードを許した状況で、6回途中からキケ・ヘルナンデスが野手登板したことについて、複数のメディアが「異例の早さ」と報じています。これは、ドジャースの苦しいチーム事情を反映していると言えるでしょう。

今後の展望：ドジャースの巻き返しは？

ドジャースは、今回のパドレス戦での苦戦を教訓に、今後の試合でどのように立て直していくのでしょうか。故障者が復帰し、投手陣が安定すれば、本来の力を発揮できるはずです。キケ・ヘルナンデスのユーティリティ性と明るいキャラクターは、チームを再び勢いづけるための重要な要素となるでしょう。

まとめ

ドジャースのパドレス戦での大量失点と、エンリケ・ヘルナンデスの異例の野手登板は、チームの苦しい現状を浮き彫りにしました。しかし、ヘルナンデスのユーティリティ性とチームを盛り上げる力は、ドジャースが再び立ち上がるための希望の光となるはずです。今後のドジャースの戦いに注目しましょう。

参考情報

• ドジャースが屈辱の継投 ２番手１１１球、野手が３イニング…大量リード許し苦渋決断（スポーツ報知）
• MLB 苦肉の策で2番手右腕に111球投げさせる ドジャース投手陣で今季最多の球数 六回2死から野手登板の惨劇
• キケ・ヘルナンデス、防御率０・00がついに途切れる　自らの失策から“痛恨”のタイムリー許す
• エンリケ・ヘルナンデス - Wikipedia