カムカムエヴリバディ

「カムカムエヴリバディ」再放送最終回直前！感動を再び、そして知られざる舞台裏へ

NHK連続テレビ小説、通称「朝ドラ」として親しまれている「カムカムエヴリバディ」。2021年度後期に放送され、大きな感動を呼んだ本作が、現在再放送されています。4月29日にはついに最終回を迎えるということで、改めて「カムカムエヴリバディ」の魅力と、最終回に向けて注目すべきポイントを深掘りしていきます。

3世代100年の物語、その感動を振り返る

「カムカムエヴリバディ」は、ラジオ英語講座と共に歩んだ祖母、母、娘の3世代100年を描く物語です。上白石萌音さん、深津絵里さん、川栄李奈さんの3人がヒロインを務め、それぞれの時代を生きる女性たちの姿を鮮やかに描き出しました。

物語は、昭和初期の岡山から始まります。雉真家の娘、安子（上白石萌音）は、ラジオ英語講座との出会いをきっかけに、英語と恋に落ちます。しかし、戦争という時代の波に翻弄され、愛する人と別れざるを得なくなります。

その後、安子の娘であるるい（深津絵里）の時代へと移ります。るいは、母との間に深い溝を抱えながらも、ジャズの世界に魅せられ、大阪で新たな人生を歩み始めます。

そして、3代目ヒロインとなるひなた（川栄李奈）の時代。ひなたは、時代劇の世界に憧れ、京都で映画作りに情熱を注ぎます。

3世代それぞれの物語は、時代を超えて繋がり、感動的なフィナーレを迎えます。

なぜ「カムカムエヴリバディ」はこんなにも人々を魅了したのか？

「カムカムエヴリバディ」が多くの視聴者の心を掴んだ理由は、その奥深い人間ドラマと、時代を超えて受け継がれる普遍的なテーマにあります。

• 時代を超えた家族の絆: 3世代の女性たちの物語は、それぞれの時代背景を描きながらも、家族の愛、葛藤、そして絆という普遍的なテーマを浮き彫りにします。
• ラジオ英語講座という斬新な切り口: ラジオ英語講座というツールを通じて、ヒロインたちの人生が変化していく様子は、視聴者にとって新鮮で魅力的なものでした。
• 豪華キャスト陣の熱演: 上白石萌音さん、深津絵里さん、川栄李奈さんをはじめとする豪華キャスト陣の熱演が、物語に深みを与え、視聴者の感情を揺さぶりました。
• 藤本有紀氏によるオリジナル脚本: 脚本家の藤本有紀氏がオリジナルで描く物語は、緻密な構成と感動的な展開で、視聴者を惹きつけました。

最終回直前！注目すべきポイント

最終回に向けて、特に注目すべきポイントは以下の通りです。

• 安子の行方: 安子は、るいが幼い頃にアメリカへ渡り、消息を絶ってしまいます。最終回では、安子がどこで何をしているのか、その謎が明らかになるのでしょうか。
• るいと錠一郎の関係: るいは、ジャズトランペット奏者の錠一郎（オダギリジョー）と出会い、恋に落ちます。しかし、二人の間には様々な困難が待ち受けています。最終回では、二人の関係がどのような結末を迎えるのか注目です。
• ひなたの夢: ひなたは、時代劇の世界に憧れ、映画作りに情熱を注ぎます。最終回では、ひなたが夢を叶えることができるのか、その成長を見守りたいところです。

森山良子さんが語る安子との繋がり：トランペッターだった父とサッチモへの想い

歌手の森山良子さんは、本作でアニー・ヒラカワ役として出演しています。実は、森山さんの父親はトランペッターであり、サッチモ（ルイ・アームストロング）の大ファンだったそうです。安子が英語とジャズに魅せられる姿は、森山さんにとっても特別な思い入れがあったのかもしれません。

NHKの公式サイトでは、森山さんが安子について語る記事が掲載されています。ぜひチェックしてみてください。（https://www.nhk.jp/p/comecome/ts/8PMRWK3MGZ/blog/bl/p8bnG7neE8/bp/pENg0Gp1lo/）

再放送で見逃せない！伝説の"岡山マラソン"神回とは？

再放送で話題を呼んでいるのが、第110話で描かれた"岡山マラソン"のシーンです。この回では、ひなたがラジオでアニー・ヒラカワのインタビュー番組を聴くことになります。アニーは、通訳を介して英語で質問に答えていましたが、途中、日本語で「たちばな」という言葉を発します。この言葉を聞いたひなたは、何かを感じ取るのでした。

このシーンは、視聴者の間で「神回」と称され、大きな感動を呼びました。見逃した方は、ぜひ再放送でチェックしてみてください。

大団円の裏に隠された罪深さ？朝ドラに求められるもの

最終回を迎えた「カムカムエヴリバディ」ですが、一部では「意外に罪深い」という意見も上がっています。それは、朝ドラという枠組みに対する期待と、本作が提示したテーマとの間にギャップがあったからかもしれません。

朝ドラは、一般的に明るく前向きな物語が求められます。しかし、「カムカムエヴリバディ」は、戦争、貧困、別れなど、厳しい現実も描いています。そのため、一部の視聴者からは「朝から重い気持ちになる」という意見も聞かれました。

しかし、それこそが本作の魅力でもあります。厳しい現実を描きながらも、希望を捨てずに生きる人々の姿は、視聴者に勇気を与えてくれます。

最終回に向けて、もう一度「カムカムエヴリバディ」の世界へ

「カムカムエヴリバディ」は、単なる朝ドラという枠を超え、時代を超えて人々の心に響く作品です。最終回を前に、もう一度「カムカムエヴリバディ」の世界に浸ってみてはいかがでしょうか。

Yahoo!ニュースのエキスパート記事では、木俣冬氏が「カムカムエヴリバディ」を振り返っています。こちらもぜひチェックしてみてください。（https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/83696ddd383afb8177a7e07da63e0b404b028974）

その他の関連情報

• イザ！の記事: 4月29日の最終回のあらすじ