トルクメニスタン

大阪・関西万博開幕！トルクメニスタン・ナショナルデー開催と会場の課題

2025年大阪・関西万博が華々しく開幕しました。開幕2日目には、各国が文化や魅力を発信する「ナショナルデー」がスタートし、記念すべき最初の国として中央アジアのトルクメニスタンが選ばれました。しかし、その一方で、万博会場ではいくつかの課題も浮上しており、スムーズな運営に向けて関係者の努力が求められています。

万博初日、トルクメニスタン大統領も参加！ナショナルデー開幕

大阪・関西万博の開幕2日目となる4月14日、各国がその文化や技術を紹介する「ナショナルデー」が始まりました。初日を飾ったのは、中央アジアに位置するトルクメニスタンです。式典にはセルダル・ベルディムハメドフ大統領も参加し、両国の友好を深める機会となりました。

トルクメニスタンは、カスピ海に面した面積約48万8000平方キロメートル（日本の約1.3倍）の国で、人口は約660万人。豊富な天然ガス資源を有し、綿花の生産も盛んです。万博では、その豊かな文化と資源を世界にアピールしています。

トルクメニスタンとはどんな国？知られざる魅力に迫る

トルクメニスタンは、中央アジア南西部に位置する共和制国家です。国土の約85%をカラクム砂漠が占めており、国民の多くは南部の山沿いの都市に居住しています。しかし、砂漠の中にも美しいオアシスや歴史的な遺跡が点在し、独特の魅力を持っています。

首都はアシガバートで、近年は近代的な都市へと変貌を遂げています。一方で、世界遺産に登録されているメルブ遺跡など、古代からの歴史を伝える遺跡も数多く存在します。また、「地獄の門」と呼ばれる巨大なガスクレーターは、観光名所として知られています。

トルクメニスタンは、石油や天然ガスなどの豊富な資源を有しており、経済成長を続けています。日本とは1997年に外交関係を樹立し、経済面での協力関係も深まっています。

万博会場で相次ぐトラブル…課題と対策

万博開幕後、会場ではいくつかのトラブルが発生しています。TBS NEWS DIGの報道によると、開幕初日に間に合わなかったパビリオンが複数あり、2日目も開館できない状況が続いています。具体的には、インド、ネパール、チリ、ベトナム、ブルネイのパビリオンが開館の遅れを余儀なくされており、博覧会協会は引き続きサポートしていくとしています。

また、Yahoo!ニュースは、大屋根リングの一部で雨漏りが発生していると報じています。博覧会協会は原因を調査し、施工業者に対応を依頼するとしています。

読売新聞オンラインは、「並ばない万博」を謳っているにもかかわらず、実際には長蛇の列ができている状況を伝えています。入場者はトイレを我慢せざるを得ない状況に陥ったり、通信障害によってパビリオンの当日予約ができなかったりするなどの問題が発生しています。

これらの問題に対し、博覧会協会は入場ゲート前での通信状況の改善や、スムーズな運用に向けて改善に努めるとしています。

空飛ぶクルマの飛行も！万博2日目の見どころ

万博2日目には、丸紅による「空飛ぶクルマ」のエキシビション飛行が予定されていました。初日の悪天候により延期されていましたが、14日には実施される予定です。

空飛ぶクルマは、次世代の移動手段として注目されており、万博の目玉の一つとされています。どのような飛行を見せてくれるのか、期待が高まります。

今後の展望と課題：より良い万博に向けて

大阪・関西万博は、これから半年間にわたり開催されます。参加各国がその文化や技術を披露し、世界中の人々が交流する場となることが期待されます。

しかし、開幕直後からいくつかの課題が浮上しており、これらの課題を解決し、よりスムーズな運営を実現することが重要です。特に、パビリオンの開館遅れ、雨漏り、長蛇の列、通信障害などの問題は、来場者の満足度を大きく左右する可能性があります。

博覧会協会は、これらの問題に対し、迅速かつ適切な対応を行う必要があります。また、関係機関と連携し、万全の対策を講じることで、より安全で快適な万博を実現することが求められます。

まとめ：大阪・関西万博、課題を乗り越え成功へ

大阪・関西万博は、世界中の人々が集まり、未来を語り合う貴重な機会です。トルクメニスタンのナショナルデー開催を皮切りに、各国がその魅力を発信するイベントが続々と予定されています。

一方で、会場ではいくつかの課題も発生しており、関係者はこれらの課題解決に全力を尽くす必要があります。すべての来場者が安心して楽しめる万博となるよう、今後の運営に期待が高まります。