マイナポータル

マイナポータルで何ができる？パスポート申請オンライン化、マイナ免許証、転出手続き…暮らしが便利になる活用法を徹底解説

マイナポータルという言葉、最近よく耳にするけれど、一体どんなサービスで、何ができるのか、詳しく知らないという方も多いのではないでしょうか。マイナポータルは、行政手続きのオンライン窓口として、私たちの生活をより便利にするための様々な機能を提供しています。この記事では、マイナポータルの基本的な機能から、最新のアップデート情報、そして今後の展望まで、詳しく解説していきます。

マイナポータルとは？行政手続きをオンラインで手軽に

マイナポータルは、政府が運営するオンラインサービスで、マイナンバーカードを使ってログインすることで、様々な行政手続きや情報の確認ができます。例えば、自分の所得や税金の情報、行政機関からのお知らせなどをいつでも確認することができます。また、住んでいる地域のサービスや手続きを簡単に検索でき、手続きによってはそのままオンラインで申請することも可能です。

デジタル庁のウェブサイトでも、マイナポータルは「行政手続のオンライン窓口」と紹介されており、必要な情報をいつでも確認できる点が強調されています。総務省も、マイナポータルを「政府が運営するオンラインサービス」と位置づけ、マイナンバーカードによるログインで各種行政手続きが可能になる点を説明しています。

最新情報：パスポート申請のオンライン化とマイナ免許証

マイナポータルの活用範囲は、日々拡大しています。特に注目すべきは、パスポート申請のオンライン化とマイナ免許証の導入です。

パスポート新規申請がオンラインで可能に

2024年3月24日から、パスポートの新規申請が全都道府県でオンラインで可能になりました。これまでパスポートの新規申請には、戸籍謄本の原本の提出が必要でしたが、マイナンバーカードを利用することで戸籍情報のオンライン取得・提出が可能になり、戸籍謄本の提出が不要になります。これにより、申請者は窓口に行く回数を、受け取りの際の1回だけに減らすことができます。

日テレNEWS NNNの報道によると、オンライン申請によって、申請者は窓口での待ち時間を短縮できるだけでなく、申請手数料が割安になるというメリットもあります。外務省のウェブサイトでも、2025年導入予定の新たなパスポートに関する情報が公開されており、今後もパスポート関連の手続きがさらに便利になることが期待されます。

マイナ免許証：運転免許証との一体化

同じく2024年3月24日から、マイナンバーカードと運転免許証の一体化、通称「マイナ免許証」の運用が開始されました。マイナ免許証を持つことで、住所変更の手続きがワンストップで済むようになり、免許更新時の講習をオンラインで受講できるといったメリットがあります。

ただし、現時点では、マイナ免許証のみでは手続きができないケースも存在します。例えば、カーシェアリングの新規登録や更新など、オンラインで免許証の画像アップロードが必要な手続きは、事業者側がマイナ免許証のICチップ読み取りに対応していないため、マイナ免許証だけでは手続きができません。

マイナポータルでできること：転出届、確定申告、子育て関連サービス…

マイナポータルでは、パスポート申請やマイナ免許証以外にも、様々な行政手続きをオンラインで行うことができます。

• 転出届のオンライン申請: マイナポータルを利用して、オンラインで転出届を申請することができます。恵庭市のウェブサイトでも、マイナポータルを利用したオンライン転出届申請について案内が掲載されています。
• 確定申告（e-Tax): マイナポータルからe-Taxにアクセスし、確定申告をオンラインで行うことができます。
• 子育て関連サービスの検索・申請: マイナポータルでは、お住まいの地域の保育サービスや児童手当などの情報を検索したり、申請手続きを行うことができます。
• 自分の情報の確認: 自分の所得や年金、医療費などの行政情報を確認することができます。

マイナポータルのメリットとデメリット

マイナポータルは、行政手続きをオンラインで手軽に行えるという大きなメリットがある一方で、いくつかのデメリットも存在します。

メリット

• 時間と場所を選ばない: 24時間いつでも、自宅やオフィスから手続きが可能
• 窓口に行く手間が省ける: 役所に行く回数を減らすことができる
• 書類の準備が簡単になる: オンラインで情報を取得できるため、書類の準備が簡略化される
• 手数料が割引になる場合がある: オンライン申請の場合、手数料が割引になることがある

デメリット

• マイナンバーカードが必要: マイナポータルを利用するには、マイナンバーカードが必須
• ICカードリーダーが必要な場合がある: 一部の手続きでは、ICカードリーダーが必要となる
• システム障害のリスク: システム障害が発生した場合、手続きが滞る可能性がある
• セキュリティリスク: 個人情報を取り扱うため、セキュリティ対策が重要

マイナポータルの利用方法：登録からログインまで

マイナポータルを利用するには、まずマイナンバーカードを取得し、利用者登録を行う必要があります。

1. マイナンバーカードの取得: 市区町村の窓口で申請
2. マイナポータルの利用者登録: マイナポータルのウェブサイトまたはアプリから登録
3. ログイン: マイナンバーカードとICカードリーダーを使ってログイン

マイナポータルへのログインには、マイナンバーカードと、カード交付時に設定した暗証番号が必要です。また、一部の手続きでは、ICカードリーダーが必要となる場合があります。

今後の展望：マイナポータルはどこへ向かうのか？

マイナポータルは、今後も様々な機能が追加され、より便利になっていくことが期待されます。例えば、医療情報の連携や、民間サービスとの連携などが検討されています。

政府は、マイナポータルを「国民一人ひとりに最適化されたサービスを提供するプラットフォーム」として位置づけており、将来的には、行政手続きだけでなく、様々な生活シーンで活用できるサービスへと進化していく可能性があります。

まとめ：マイナポータルを活用して、よりスマートな生活を

マイナポータルは、行政手続きをオンラインで手軽に行える便利なサービスです。パスポート申請のオンライン化やマイナ免許証の導入など、最新のアップデート情報にも注目しながら、マイナポータルを積極的に活用して、よりスマートな生活を送りましょう。

ただし、マイナポータルを利用する際には、セキュリティ対策をしっかりと行い、個人情報の取り扱いには十分注意する必要があります。また、システム障害が発生した場合に備えて、代替手段も検討しておくことが重要です。