キムラ緑子

キムラ緑子：母・認知症、父・大病後…故郷へ帰省した際の複雑な思いと、その素顔

俳優のキムラ緑子さん（56）が、2025年12月8日に放送されたトーク番組「徹子の部屋」（テレビ朝日系）に出演し、近年来、メディアの取材に极少なご回答していた私生活、特に両親の現状について初めて詳細に語りました。高齢の両親が抱える健康問題や、故郷への帰省で感じた複雑な思いは、多くの視聴者の心に強い印象を残しています。

本記事では、キムラ緑子さんの公の場での発言をもとに、その背景にある家族事情や、彼女の人生を支えるエピソードを詳しく紐解いていきます。

放送で明かされた衝撃の事実…母は認知症、父は大病後

キムラ緑子さんが語った内容の中で、最も衝撃的だったのは、両親の現在の健康状態です。

「母は認知症で特別養護老人ホームに入居し、父は大病を患った後、実家で一人暮らしをしています」

これが、彼女が公にした事実です。この発言は、長年、私生活を公開してこなかった彼女にとって、非常に勇気のいる告白でした。

思いを馳せた故郷への帰省

番組内でキムラさんは、この秋、実家に帰省した際の出来事を明かしています。一人で暮らす父親のために、食料品などをまとめ買いして帰宅しましたが、そこで見た父親の姿に複雑な思いを抱いたと言います。

「父が、冷蔵庫の中に『お弁当』を二つ、入れてあるのを見つけました。どうやらスーパーで買ってきて、それを保存していたのです。大病を患った後、自炊は難しい状況なのでしょう。その姿を見て、寂しさと心配が入り混じりました」と、キムラさんは語り、父親への深い愛情と現実への切なさを伝えました。

両親は高校の同級生、感情の激しさも受け継ぐ

キムラ緑子さんの家族背景には、ユニークなエピソードもあります。

「両親は高校の同級生で、現在もその仲は良い」

とのことです。しかし、その関係性は決して穏やかなものだけではないようです。キムラさんは「母は感情の起伏が激しい人で、その激しさはこちらに受け継いでしまった」とも語っています。自身の感情表現の豊かさは、母の影響が大きいことを示唆しています。

テレビ朝日「徹子の部屋」での告白

この一連のエピソードは、2025年12月8日放送の「徹子の部屋」でのものです。キムラ緑子さんは、司会の黒柳徹子さんとの対話の中で、次第に心を開き、自身の原点である家庭環境について語り始めました。

毎日キレイの記事でも指摘されている通り、彼女は「母の颜とそっくり」とも言われており、容姿だけでなく、その感受性も強く受け継いでいるようです。

俳優としての歩みと、家族への想いの板挟み

キムラ緑子さんは、1980年代後半から活動を開始し、独特的なルックスと存在感で多くの作品に出演してきました。特に近年では、NHK大河ドラマ「麒麟がくる」や、海外作品とのコラボレーションなど、活動の幅を広げています。

しかし、その裏で、キムラさんは長年、家族の介護や支援に奔走していた可能性が高いです。

仕事と介護の狭間で

芸能界において、家族の介護問題はタブー視される傾向にあります。しかし、近年は「ワークライフバランス」という言葉だけでなく、「介護と仕事の両立」というテーマが社会全体で注目されています。キムラさんの告白は、まさにその現実を映し出しています。

テレ朝POSTの記事でも触れている通り、彼女が一人暮らしの父と、施設に入居した母の現状を語ったことは、俳優という職業の裏側にある人間としての苦悩を共有するものでした。