目黒蓮

目黒蓮、なにわ男子の“逆転男子”SPで見せた新境地――ダンスバトルから事務所先輩との共演まで

2025年12月19日、テレビ朝日系で放送された『なにわ男子の逆転男子』1時間スペシャルは、視聴者を圧倒する内容で話題を呼んだ。その中でも特に注目されたのが、メンバーの一人・目黒蓮（めぐろ れん）の躍動感あふれるパフォーマンスだ。事務所先輩アーティスト「ACEes」とのガチンコダンスバトルや、亀梨和也（KAT-TUN）、NEWSメンバーとのコラボレーションなど、彼の多才さと進化ぶりが浮き彫りになった一夜だった。

この特別番組は、なにわ男子がこれまでにない“逆転”を遂げるべく、さまざまな挑戦を繰り広げるコンセプト。そしてその中心に立ったのが、常に新たな表現を追求する目黒蓮だ。公式報道によれば、彼はACEesとのダンス対決で「間違えたら超絶失礼」というルールのもと、見事なテクニックとコミュニケーション力を披露。さらに、ジャニーズ事務所の先輩グループであるKAT-TUNの亀梨和也やNEWSメンバーとの共演も実現し、「世代を超えたジャニーズ一家の絆」と「ダンスと歌唱の融合」が高評を博した（au Webポータル、テレ朝POST、イザ！ より）。

最新情報：なにわ男子の“逆転男子”SPで目黒蓮が果たした役割

今回の1時間スペシャルは、なにわ男子初の長時間特別番組として制作され、視聴率も好調なスタートを切った。番組内では、目黒蓮が単なるアイドルとしてではなく、「エンターテイナー」としての側面を全面に出す機会となった。

まず、ACEesとのダンスバトルでは、即興性と正確な振付再現力が試される中、目黒蓮は「相手の動きを読みながら反応する」という高度なダンスセンスを見せつけた。このシーンはSNSで「#目黒蓮_逆転男子」というハッシュタグとともにトレンド入りを果たし、ファンだけでなく一般視聴者からも「意外とダンサー肌だった！」との声が多数寄せられた。

また、亀梨和也との共演では、2000年代を代表する「金田一少年の事件簿」主題歌『Love yourself ～君が嫌いな君が好き～』を再現。目黒蓮は亀梨の持つ“クールさと熱さ”を巧みに再現し、スタジオには感嘆の声が上がった。さらにNEWSとのコラボでは、90年代後半から活躍を続ける先輩グループの名曲を現代のダンススタイルでアレンジ。目黒蓮は「先輩たちのエネルギーを吸収しながら、なにわ男子らしい解釈で表現したい」と語っており、その意欲が番組のクオリティを高めた一因となった（イザ！ 取材会レポートより）。

背景：なぜ今、目黒蓮の“多面的才能”が注目されるのか？

目黒蓮が単に「人気アイドル」としてではなく、「総合エンターテイナー」として評価されるようになった背景には、ジャニーズ事務所の戦略的変化と、彼自身の地道な努力がある。

2020年代に入り、ジャニーズは「グループ単位の活動」から「個人の個性とスキルの可視化」へと軸をシフト。特に目黒蓮は、『MIU404』（2020年）での演技力、『アノ音がする』（2023年）での歌唱力、そして近年の舞台やバラエティ番組でのコミュニケーション能力を通じて、幅広い層からの支持を獲得してきた。

さらに、なにわ男子としての活動では、ダンスや振付の監修にも積極的に関わっており、「自分たちで作り上げるアイドル」としての姿勢が強く印象づけられている。今回の『逆転男子』SPは、まさにその姿勢が開花した瞬間だったと言える。

また、ジャニーズ内部でも「後継世代のリーダー的存在」として目黒蓮の存在感は高まっている。先輩グループとの共演が自然に成立するのは、単なる人気だけでなく、「事務所全体で育てられてきた信頼関係」の賜物でもある。大橋和也が12月13日に開催された取材会で「2026年には、もっと自由な形で表現したい」と語ったように、メンバー全員が「型破りな挑戦」を望んでおり、その象徴が目黒蓮だ。

即時影響：ファン反応と業界への波及効果

今回の番組放送後、X（旧Twitter）では「目黒蓮 逆転男子」「なにわ男子 SP」「ACEes ダンスバトル」などのキーワードが瞬時にトレンド入り。特に若年層を中心に、「目黒蓮ってこんなにダンスできるんだ！」という驚きの声が相次いだ。

また、音楽業界関係者からは「ジャニーズが新たなエンタメモデルを提示した」との評価も寄せられている。ACEesとのコラボは、アイドルとダンサー・プロデューサー集団の融合を象徴しており、「今後のジャニーズアーティストの活動範囲拡大」にもつながる可能性がある。

さらに、視聴者層の拡大も顕著だった。通常の『なにわ男子の逆転男子』は10～20代女性を中心に支持されているが、今回のSPは40代以上の視聴者も増加。先輩アーティストとの共演が「懐かしさと新鮮さ」を同時に提供したことが要因とみられる。

今後の展望：目黒蓮が拓く“次のステージ”とは？

今回の成功を受け、目黒蓮の今後の動向にも大きな期待が寄せられている。まず、2026年を見据えた個人活動の拡大が予想される。大橋和也が取材会で「2026年には、舞台や映画、さらには海外での活動も視野に入れたい」と語ったように、目黒蓮も同様の方向性を示唆している。

具体的には、以下の3点が注目される：

1. ダンスを核としたソロプロジェクト
   　ACEesとのコラボをきっかけに、ダンス中心のライブやYouTubeコンテンツの展開が考えられる。ジャニーズ内でも珍しい「ダンサー兼歌手」としてのポジショニングが可能だ。

2. 演技と音楽の融合作品への出演
   　『MIU404』で培った演技力と、近年の歌唱力向上を活かし、ミュージカルや音楽