棚橋弘至

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棚橋弘至の引退戦、ついに相手決定! 神の子vs金丸、夢の対決がドームを熱狂させる

日本プロレス界に衝撃が走った。2025年1月4日、東京ドーム。新日本プロレスの「神の子」、棚橋弘至がその伝説的なキャリアに幕を下ろす引退試合の相手が、ついに決定した。その名は、かつての盟友であり、最大のライバルであるIWGP無差別級王者、オカダ・カズチカ。長年語り草となる「タナハシvsカズチカ」の最終章が、日本の格闘技聖地で行われる。

神の子の決断、そして驚きの対戦相手

2024年11月8日、新日本プロレスの名古屋国際会議場大会で、棚橋弘至は自らの引退を発表した。引退試合は2025年1月4日、東京ドーム「WRESTLE KINGDOM 19」での開催。そして、その相手を求める発言が物議を醸した。

「僕の引退相手は、誰がいいですか?」 地元・愛知県安城市の大会で、棚橋はファンに問いかけた。しかし、単なるファンサスではなく、その場にいたIWGP王者、オカダ・カズチカへの直接的なアプローチだったのだ。

「1月4日、よかったら僕がやりますよ」

この一言が、日本のプロレスファンの心を揺さぶった。かつて「タナカ・マシン」と呼ばれた二人の絆と対立。その歴史的な決着が、ついに現実のものとなった。オカダも「引退相手をやるためには、王座を守り続ける必要があります」と応じ、王者としての責任を果たす姿勢を示した。

棚橋弘至 オカダ・カズチカ 東京ドーム

史上最高のカードがもたらす波紋

『2つのIWGP』の行方とその時系列

棚橋の引退発表以降、新日本プロレスは大きな転換点を迎えた。特に注目を集めるのが、かつてない「2つのIWGP」の存在だ。

  1. IWGP無差別級王座:オカダ・カズチカが保持。
  2. IWGP世界ヘビー級王座:その年の「G1 CLIMAX」を制した辻陽太が保持。

1月4日には、オカダ vs 棚橋の引退戦に加え、辻陽太 vs 竹下幸之介による「2つのIWGP」統一戦も予定されている。このBIGマッチの行方は、新日本プロレスの今後の方向性を決定づける鍵となる。

特に、IWGP世界ヘビー級王者の辻陽太は、かつて棚橋が守り抜いたその王座を「IWGPヘビーを取り戻す戦い」と語り、その想いを強く打ち出している。彼はかつて棚橋の下で修行し、ライバルとして成長してきた。その辻が、竹下幸之介という新世代のエースと対峙する背景には、新日本プロレスの「承継」を巡る深い思惑が存在する。

引退試合の意義とファンの反応

棚橋弘至の引退は、単なる一人の選手の現役引退以上の意味を持つ。彼は新日本プロレスの「象徴」であり、長年にわたり観客を動員し、海外にもその名を轟かせた存在だ。

Yahoo!ニュースやau Webポータルなどの報道でも、その引退試合相手の決定が大きく取り上げられている。ファンの間では「引退相手はやはりオカダでなければ意味がない」「最高の場所で最高の対戦相手に恵まれた」という声が多数挙がっており、2025年1月4日の東京ドームは、空前の熱狂が予想される。

二人のプロレスラーの軌跡

棚橋弘至という男

愛知県安城市出身。その名の通り「弘至(ひろし)」と読む。少年時代はサッカーに夢中だったが、プロレスに魅了され、新日本プロレスに入門。デビュー戦の相手は、当時最強と謳われたマイク・バートン(現:マイク・ロトンド)だった。

以降、棚橋は「レインメーカー」というニックネームで知られるようになる。その俊敏な動き、正確無比なフィニッシュ・ホールド「レインメイカー(スクリューホールド)」は、彼の代名詞。IWGPヘビー級王座には最多戴回数(通算12回)という記録を打ち立て、新日本プロレスの黄金時代を支え続けた。

オカダ・カズチカとの関係

オカダ・カズチカは、棚橋と並ぶ新日本プロレスの顔とも言える存在だ。二人は「CHOOSE」(現:BULLET CLUB)というユニットで共に活動し、以降はライバルとして、時にはタッグパートナーとして、数々の名勝負を繰り広げた。

特に、2012年から2016年にかけての二人の抗争は、新日本プロレスの歴史を塗り替えるほどの影響力をもった。オカダの「金丸」こと金丸恭介とのコンビ、そして棚橋との因縁は、日本のプロレスファンにとって永遠の語り草だ。

新日本プロレス 棚橋弘至 レインメーカー

1月4日、東京ドームのその日に向けて

今後のスケジュールと見どころ

引退試合まで後数ヶ月。棚橋は「安城大会で引退を発表した以上、安城で何かをしたい」とも語っており、地元での最後の試合にも多くのファンが訪れるだろう。

しかし、最大の見どころは間違いなく1月4日の東京ドームだ。オカダ・カズチカとのシングルマッチ。これまでに何度も対戦しているが、引退試合という特別な舞台上での対戦は、全く別物の意味を持つ。

新日本プロレスの未来へ

棚橋の引退により、新日本プロレスは新たな時代へ突入する。IWGP世界ヘビー級王座を巡る竹下幸之介と辻陽太の戦い、そして無差別級王者オカダの今後の動向。そして、レインカーーファンタジーを支えてきた棚橋不在の世界で、彼らはどう動くのか。

引退試合の相手が決まったことで、物語は決定的なクライマックスへ向かう。2025年1月4日、東京ドーム。神の子・棚橋弘至のラスト・マッチが、歴史に刻まれる瞬間を目撃するために、世界中の注目が日本に集まる。

この偉大なプロレスラーの最後の戦いが、どのような結末を迎えるのか。その答えを求めて、ファンは今、カウントダウンを始めている。