ジョンリルカシメロ

ジョンリル・カシメロの“八百長疑惑”が衝撃！母国フィリピンで調査開始、亀田京之介戦の真相は？

2024年10月25日、キルギス共和国の首都ビシュケク・アリーナで行われた国際ボクシング興行「SAIKOU×LUSH」で、フィリピンの元3階級制覇王者ジョンリル・カシメロ（36歳）が日本の亀田京之介（27歳）に0-3の判定負けを喫した。この試合が、母国フィリピンで「八百長疑惑」として大きな波紋を広げている。

【衝撃の判定負け】元世界王者が敗北、母国が調査開始

試合当日の顛末

日時：2024年10月25日（土）
場所：キルギス共和国・ビシュケク・アリーナ
対戦カード：契約体重58kgのノンタイトル10回戦
結果：亀田京之介が3-0の判定勝ち

カシメロは、IBF・WBO暫定世界ライトフライ級王者、IBF世界フライ級王者、WBO世界バンタム級王者という3階級制覇の実績を持つ元世界王者。一方の亀田京之介は、日本の中堅クラスの選手であり、国際的な知名度も低かった。

試合前には、カシメロが「圧倒的有利」と見られていた。しかし、試合中はカシメロが攻めることが少なく、亀田が積極的に攻撃を仕掛け、10回にわたって優位に試合を進めた。結果として、3-0の判定で亀田が勝利を収めた。

【疑惑の発端】「これは八百長だ」と母国で批判の声

試合の結果を受けて、フィリピン国内のボクシングファンや専門家から「これは八百長ではないか」との声が上がり始めた。特に、母国の「デーリー・トリビューン」が報じたところによると、

「GAB（フィリピン国コミッション）のフランシスコ・リベラ委員長は、11月1日にカシメロの試合について調査を開始すると表明した。『彼の行動と試合内容は、明らかに異常だ』」

さらに、元プロモーターが東スポWEBのインタビューに応じて、

「彼（カシメロ）は愚かな人間だ。本当に悲しい。彼の実力なら、こんな試合に負けるはずがない。これは単なる失態ではない」

と強い語気で批判している。

【亀田京之介戦の「異変」】試合中のカシメロの不自然な行動

試合の映像を分析すると、カシメロが試合中に「不自然な行動」を取っていたことが明らかになった。

1回目の試合中：カシメロが突然、リング上で足を止め、亀田に接近するのを避けた。
6回以降：カシメロが攻撃をほとんど行わず、防御ばかり。
9回：カシメロが亀田に接近しても、パンチを出さず、ただ立ち尽くすシーンが何度も映った。

これについて、亀田の兄である亀田大毅がSNSで指摘した。

「カシメロの体は、明らかに『何かがおかしい』。ナメてリングに上がるとか関係ない。リングに上がった以上、全部実力。でも、彼の動きには『何かが欠けていた』」

また、試合後のカメラが捉えたカシメロの表情も注目されている。試合終了後、カシメロはリング上で深く息をつき、亀田に握手を求めると、一瞬だけ「何かを言いかけたような」表情を浮かべた。

【GABの調査開始】フィリピン国コミッションが正式に調査

フィリピンのGAB（Gaming and Amusement Board）は、カシメロの試合を「重大疑惑」として公式に調査を開始した。調査の主なポイントは以下の通り。

試合前のカシメロの動向：試合前のトレーニング内容、体重管理、医療チェックの記録を精査。
試合中の行動分析：試合映像を専門家が分析。不自然な動きがないかをチェック。
資金流れの確認：カシメロの報酬、スポンサー、興行主との金銭のやり取りを調査。
亀田側との接触の有無：カシメロと亀田京之介、また亀田側のチームとの事前接触がないかを確認。

GABの調査結果は、2024年11月末までに発表される予定。もし「八百長」の証拠が確認されれば、カシメロはフィリピン国内でのボクシング活動を禁止される可能性がある。

【カシメロの経歴と「今回の敗北」の衝撃】