佐々木朗希

佐々木朗希のWBC参加へ期待高まる！ドジャース3人組不参加の「朗報」とは？

2026年春、世界の野球界が再び熱気に沸く。それは、ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）の開催が控えているからだ。前回2023年、日本が「侍ジャパン」として優勝の栄冠を勝ち取り、その熱狂は未だに語り草となっている。そんな中、次回大会の日本代表の鍵を握る一人として、今、注目を集めているのが、佐々木朗希（ささきろうき）投手だ。

2024年、念願のMLB・ロサンゼルス・ドジャースへ移籍を果たした佐々木投手。その動向は、次期WBCの日本代表に大きく影響する。特に、ドジャースに所属する大谷翔平、山本由伸、そして佐々木朗希という日本人投手3名のWBC参加可能性に関する最新情報は、野球ファンの心を捉えて離さない。

本記事では、佐々木朗希投手のWBC参加に向けた最新動向や、周辺の状況を、複数の信頼できるニュースソースを基に、詳しく解説していく。

破竹の快進撃！MLB移籍1年目で見せる成長

佐々木朗希投手の存在感は、単なる「期待の新人」の枠を超えている。2024年、ロサンゼルス・ドジャースに移籍した彼は、契約当初から「大谷翔平、山本由伸と共に『ドジャースの日本人ビッグ3』を形成する」という期待の的だった。

移籍1年目にして、その実力は確かなものを見せており、特にフォーシーム（ストレート）の質の高さと、打者を翻弄するスプリッターは、MLBの打者も苦戦させるレベルに達している。2024年のシーズン中には、MLB公式戦で好投を重ね、そのポテンシャルを存分に発揮した。

この活躍が、次期WBCの日本代表における佐々木投手の重要性をさらに高めている。彼の登板は、チームの勝利に直結する「勝ちパターン」として確立されつつある。

ドジャース3人組のWBC参加は「未知数」？韓国メディアの反応も

佐々木朗希投手のWBC参加において、最も大きなポイントとなるのが、所属球団・ドジャースの対応だ。特に、同じチームに所属する大谷翔平投手、山本由伸投手の動向は、佐々木投手の参加判断にも影響を与える可能性がある。

韓国メディアが伝える「参加困難」という見方

2024年11月下旬、Yahoo!ニュースに掲載された東スポWEBの記事では、「ドジャース３人組のＷＢＣ不参加『朗報』を待つ韓国」という見出しが話題を呼んだ。

【引用】 「参加は悪材料だ。４大会連続予選落ちだ」（東スポWEB：2024年11月23日付記事より）

この記事によると、WBCの予選ラウンド（2025年秋開催予定）に臨む韓国代表にとって、強力な3選手の参加は「悪材料」という見方を示している。逆に言えば、彼らが参加しないことは、韓国にとって「朗報」であり、逆に日本にとっても、強力な選手が揃わないというリスクをはらんでいる。

この報道は、あくまで「参加困難」という憶測や、現状の状況を踏まえた分析である。MLB球団側が、主要選手の大会参加を制限する可能性も否定できない。しかし、WBCは国際試合であり、その参加の有無は、選手本人の意思や、球団との協議次第で変わる可能性も残されている。

ドジャース監督の「故郷への想い」とは？

一方で、ドジャースのロバーツ監督と日本人選手たちの関係は良好だ。琉球新報デジタルの記事によると、ロバーツ監督は2024年11月、那覇空港で大谷翔平選手と再会を果たし、「沖縄は私の故郷」と語り、温かい交流を深めた。

この背景には、監督と選手の信頼関係がある。WBC参加の判断においても、この信頼関係が良い方向に働く可能性も期待したいところだ。

WBC参加の行方を左右する「球団側の制限」とは？

佐々木投手のWBC参加を判断する上で、無視できないのが「球団側の制約」だ。MLB球団は、選手の健康とシーズン中のパフォーマンスを最優先する。そのため、出場制限や、登板数の制限を設けることがある。

能見投手コーチの説明

この点について、日本代表の能見投手コーチ（当時）は、2024年11月23日付のスポニチアネックスの記事で、現状を説明している。

【引用】 「球団側とどういう制限をかけてとか…」（スポニチアネックス：2024年11月23日付記事より）

この発言から、日本代表側はすでにMLB球団側と、選手の使用制限について協議を始めていることがうかがえる。特に、佐々木投手はまだMLBでの経験が浅いため、球団側は彼の肩や体調管理に特に慎重になる可能性が高い。

WBCは短期決戦ではあるが、その負荷は決して軽くない。球団側が「出場は認めるが、登板数や投球数に制限を設ける」という条件をつける可能性は十分に考えられる。