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NewJeansとADORの専属契約訴訟、判決が下る! 今後の活動はどうなる?

韓国K-POP界に大きな波紋を広げているNewJeans(ニュージーンズ)と所属事務所ADOR(アドア)の専属契約を巡る裁判が、2025年10月30日に一審判決が言い渡されました。この判決は、NewJeansの活動の存続や、K-POP業界全体に大きな影響を与える可能性があるため、ファンだけでなく業界内外で注目が集まっています。

NewJeans ADOR 判決

判決の内容とその意味

ソウル中央地裁は、2024年11月にNewJeansメンバー5人がADORに対して行った専属契約の解除通知を、無効とする判決を下しました。メンバー側の主張が退けられた形です。

メンバーは、ADORがNewJeansの生みの親とされるプロデューサーであるミン・ヒジンを解任したことにより、信頼関係が完全に崩れたと主張し、契約を解除したのです。しかし、裁判所は、信頼関係の喪失が契約解除の正当な理由になるとは言えないと判断しました。

この判決の背景には、以下のような点が考えられます。

  • 契約条項の厳密な解釈: 専属契約書には、契約解除に関する明確な条件が定められています。メンバー側の主張した「信頼関係の喪失」が、それらの条件に当てはまらないとされた可能性があります。
  • ミン・ヒジンの解任の正当性: ADORは、ミン・ヒジンがHYBEとの契約違反をしたなどとして、解任に至ったと主張しています。裁判所は、ADORの解任理由に正当性があると認めた可能性があります。
  • K-POP業界の慣習: K-POP業界では、所属事務所との信頼関係は非常に重要ですが、それが契約解除の直接的な理由になるケースは、これまでに例がありませんでした。裁判所は、業界の安定性を考慮した判断をしたと考えられます。

この判決により、NewJeansはADORに所属し続けることになり、ADORの指示に従って活動する義務が生じます

判決後の反応と今後の動向

判決後、NewJeansメンバーは公式SNSで「判決結果に深く失望している」とする声明文を発表しました。また、メンバーの家族も「子供たちの未来を守るために、法廷闘争を続ける」と述べています。

一方、ADORは「判決を尊重する」とする公式声明を発表。今後の活動については、「NewJeansとしての活動を継続していく」と述べていますが、具体的なスケジュールについては明言していません。

今後の主な争点は以下の通りです。

  • 上訴の可能性: メンバー側は、一審判決に対して上訴する可能性が高いと見られます。上訴審での争点は、信頼関係の喪失の定義や、ミン・ヒジンの解任の法的正当性などが焦点となるでしょう。
  • NewJeansの活動の存続: 判決後、NewJeansがどのように活動を再開するかが注目されます。メンバーとADORの関係が修復されるかどうか、新曲の制作やライブ活動のスケジュールなど、具体的な計画が発表されるのかが焦点です。
  • グループ名の使用権: NewJeansというグループ名の商標権は、ADORが保有しています。メンバーがADORを脱け出した場合、グループ名を使い続けることができるのかが大きな問題となります。もし使えなくなる場合、新しいグループ名を考える必要があり、ファンの間でも大きな混乱が予想されます。
  • ミン・ヒジンの新事務所「ooak」との関係: ミン・ヒジンは、2025年に新しい芸能事務所「ooak」を設立しました。メンバーが「ooak」に移籍する可能性や、「ooak」が新しい事務所としてNewJeansの活動を支援する可能性も噂されています。しかし、これらはすべて憶測の域を出ません。

NewJeansとは? 人気の秘密とこれまでの軌跡

NewJeansは、2022年にデビューした5人組ガールズグループです。メンバーはミンジ、ハニ、ダニエル、ハリン、ヘインです。プロデュースは、かつてSMエンタテインメントのクリエイティブディレクターを務めたミン・ヒジンが手がけています。

彼女たちの人気の秘密は、「girl next door」(隣の女の子)というイメージと、90年代〜2000年代を彷彿とさせる音楽性にあります。K-POP業界で「完璧」を求められる中、NewJeansは「自然体」を前面に押し出し、若い世代から強い支持を得てきました。

デビュー曲「Hype Boy」や「OMG」、「Ditto」などは、韓国国内の音楽チャートを独占し、世界的なヒットを記録。2023年には、MTV Video Music Awardsで「Best New Artist」を受賞するなど、国際的な知名度も上げました。

NewJeans メンバーその人

ミン・ヒジンとADORの対立の経緯

NewJeansとADORの対立は、2024年に入ってから表面化しました。そのきっかけは、HYBE(HYBE Labels)とADOR、そしてミン・ヒジンの間で起きた経営権を巡る対立です。

HYBEは、ADORの株式の約80%を保有する親会社です。2024年4月、HYBEは、ミン・ヒジンがHYBEとの契約違反をしているとして、ADORの経営陣の交代を要求しました。これに対して、ミン・ヒジンは「HYBEの不正な経営干渉」と反発し、ADORの経営権を巡る争いが始まりました。

最終的に、HYBEはミン・ヒジンの解任を決定。これに対して、NewJeansメンバーは「ミン・ヒジンなしでは活動できない」と、ADORに対して専属契約の解除を通知しました。これが、今回の訴訟の発端となりました。

判決の影響:K-POP業界への波及と社会的な影響

今回の判決は、K-POP業界に限らず、韓国の芸能界全体に大きな影響を与える

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なお、ソウル地方労働庁ソウル西部支庁は昨年11月、HYBEを相手に提起された陳情事件について「ハニは労働基準法上の労働者とは見なしがたい」として終結した。現在の判例によると、芸能事務所と専属契約を結んだ芸能人は「労働者」ではなく、特殊形態勤労従事者に該当するとされている。